近年、国内でも産前・産後にカイロプラクティック・ケアを受ける女性が増え、当治療室でも多くの妊婦さん・育児に頑張るママさんが来院されています。アメリカにおいては、自然分娩時のトラブル→訴訟を回避させるため、産科医が骨盤調整をすすめることも多いです。それだけ推奨されているケアであり、安産のためにもゆがみを治しておくことは重要です。多くの妊婦さんが腰痛を経験しますが、薬を飲めない時期でもあるので、限度を越えた痛みを我慢しつづけるのは、母子ともに悪影響です。妊娠中の骨格の変化は、お腹が大きくなり重心が変わることによるものと、出産に向け骨盤を中心とした関節がゆるんで、支える筋肉の負担が大きくなることです。独身の頃からのひどいゆがみがあった方は、さらに骨盤がゆるむことでつわり・腰痛・むくみもひどくなり、他に膝・股関節の問題や逆子になるほか、頭痛・肩コリなども普段より悪化します。安全でスムーズな出産のために、臨月までの骨盤調整をおすすめします。