分離症は成長期のスポーツ選手に好発する、腰椎の関節突起に生じる疲労骨折です。10代で発見された場合、スポーツを禁止してコルセットで骨癒合を期待しますが、ほぼ達成されません。ほとんどの人が成人以降、別の症状のレントゲン検査などで発見されます。つまりは、多くの方が無症状で一生知らずに過ごすわけですが、反面10%程の症状が出る方は「すべり症」に移行したり、重篤な症状になる方もいます。カイロプラクティックでのアプローチは、もちろん分離そのものを治すわけではなく、全身の関節ユニット機能を正常化させ、分離への負担をゼロにすることを目指します。